障子と襖(ふすま)
伝統的な日本の家屋内の風通しで重要な役割を持ち、部屋と部屋を隔てる間仕切りの役をしているのが
障子や襖です。
高温多湿な日本にとって重要な機能を果たしています。
全て開け放てば風の通り道ができ、熱や湿気を逃がす効果があります。
開けたり閉めたりと風通しを変化させることで、室内温度を調整する機能があるというわけです。
障子は和紙を通して採光ができるので外に面した部屋に、
襖は室内の部屋同士の仕切りに使われます。
また障子や襖だけでなく屋根裏や床下などにも通風口が設けられるなど、
家中に風を通すための工夫が設けられていました。