日本家屋の夏対策
木造家屋の屋根といえば瓦がイメージされますが、
瓦屋根よりもさらに歴史が古いのが茅葺屋根です。
茅葺屋根はススキやヨシなどの草を乾燥させたものを重ねることでできているため
通気性に優れ、熱気を外に逃がします。
さらに、熱吸収効果を持っているため「断熱性能」も高かったのです。
また、水の気化熱を利用して室内の気温を下げる機能が備えられているといわれています。
梅雨の時期に屋根の中に雨水をため込み、夏の日差しや熱によって
蒸発させることで室内の温度を下げているのです。